理学療法とメカノバイオロジー
2021年1月の理学療法ジャーナルではクローズアップとしてメカノセラピーが書かれております!!ぜひ購入して頂きたい!!
メカノバイオロジーは骨の生理的な反応を説明するには必要な学問です。おそらくメカノバイオロジーとして学問ができる前にWolff先生は骨の力学的負荷に対する反応を法則として説いております。解明する技術は当時はなかったと思いますが、仮説として骨内には力学的負荷へのセンサーがあり外力に負けないように骨を強化するシステムが備わっている事を理解していました。メカノセンサー(力学的負荷を感知するセンサーの役割をするものと解釈してください)は骨以外にも皮膚や内臓にもあります。肺に空気が入り広がったり、食べたものが内臓を通る刺激や、血液の流れが血管の内壁にストレスをかけたり等
骨に関しては他と臓器と少し異なる点は外力が強い事。役割も異なってきます。その仕組みを使った治療を私は臨床で行っていると考えております。まずは雑誌を手に取り読んでいただき、そもそもメカノバイオロジーとは何かを知っていただきたいと思います。概念・臨床の切り口の幅がぐっと広がります。応用次第で違う角度から動作を引きだせたり、痛みを軽減できることもあると思います。