学び方② -恩師の言葉-
学び方の投稿の続きです!
学び方を読んでない方は
こちらを読んでくださいね。最後に書いた重要な事つまり
新しい概念や技術の創造について、これを書く上で恩師の存在はとても大きいものでした。
恩師は常々私達にこのように言ってきました
「新しい事をやりなさい」
まだまだ若手の頃はたくさんインプットして「誰か」が考えた何かを真似して行っておりました。とても大切な時期だったと思います。そんな時ある分野の事でもっと深く学びたくて勉強会に行ったはずが内容がほとんど知っている事で新しい気づきが無かった事がありました。全てを知ってしまったような(まだまだ若い)感覚になりました
そんな鼻が伸びた新人セラピストもすぐに挫折をします。それは結果が出ない場合があるからです。
行き詰まるとどうなるか、私は他の事から考えるか諦めてました。
これを客観的に見ると他人頼りか患者のせいにしていたのかなと思います。
幸いにもこの思考回路はすぐに崩されました。
各分野の最前線を行く先生方の勉強会に参加できたからです。勉強会より私はその先生のぶつかってきた壁、乗り越えてきた方法がとても興味を持ちました。
先生方の共通して言えることは問題にぶつかったら「自分で考えて試行錯誤してきた」ということです。失敗を繰り返し仮説を立てて少しずつアプローチを変えて正解を導き出してきた。失敗から学んでいる事がわかります。
この思考回路に入れば次に訪れる問題も自分で考える事ができるのです。
こうやって引かれたレールから自分でレールを引いていく過程に入るのかなと思いました。
「新しい事をやりなさい」の私なりの解釈は
現象を自分のモノサシで測り、自分で考えなさいと言う事かなと思います。そこで必要なポイント(問題点の捉え方や仮説検証など)もありますがそれも踏まえて考えなさいなのかなと…
全く新しい事では無いにしても患者の反応や、他分野(私は構造力学や、材料力学の考え)からの視点などから一つの柱なようなもの(概念)が出来上がります。そうすると自ずとやる事(技術)ができてきます。
これに基づき行う事には確固たる自信ができます。なぜなら自分で考え、評価し介入しているから。よければ仮説があたり、悪ければまた考える(あくまでベースは崩さない)
これを繰り返す。
私もまだまだですが広さよりも深みが出てくるのかなと思います。そしてなんでも治せると思っていた若い頃より自分が行うことに対しての結果への確信と限界を予測できるようになりました。
他者の考えだと問題にぶつかった時に「〇〇先生はこう言ってた」となりそこで思考停止になる事が多いと思います。自分で考え続ければ次の手を考える事をやめません。レールが引かれてないから自分で考え必要な知識をつける。引かれたレールで勉強をするよりも知識の定着は圧倒的に高いと思っております。
そのような事を繰り返すとまだ誰もやっていない事も出てくるでしょう…いや、そっちの方がほとんどです。そこで取る行動が研究でした。この話はそのうち書いていきたいと思います。
長い文章お付き合いありがとうございました!