骨が歪むその時、何が起きている?

骨に外力を加え身体反応を操作する技術とその理論背景で理解しなければならない現象があります。そう、それは・・・

 

ピエゾ効果

なんじゃそりゃ!?

簡単に解説します

骨の端二点を固定し中央に歪む外力を加えると凸面と凹面ができますよね

歪んだ凸面側(上の絵の骨の下側)にマイナスの電気、凹面側(骨の上側)にプラスの電気を帯びます 

骨にはそのような性質があります

この圧電効果をピエゾ効果と呼びます

これを応用した治療技術に超音波骨折治療機器なんかもあります

研究機材では加速度計は圧電効果を利用して計測されています

圧電効果を有した鉱物を利用し加速度が生じた時に起きる鉱物のひずみで加速度を計測しています

私も大学院での研究でお世話になりました

脱線したので話をもどしますね

 

私が発信する理論や技術はわからない事が多いのも事実です(その為研究もしなければと思っています)理論を裏付ける先人の知恵としてピエゾ効果は私にとって都合がよい

骨の変化はこれまでマクロ的な変化を指す事が多かったんです。骨密度なんてのも密度という見える形での変化が物差しとしています。そして変化に時間もかかる

骨の歪みってミクロで起きる現象だと思うんですよ 何が起きているのかわかりにくく、そして変化も瞬間で。。。この積み重ねでマクロな変化が起きているんだけどこの過程は証明しにくいんです

骨のピエゾ効果はミクロの現象で電位変化という瞬間の反応

あ、そうそうタイトルの答えは電位の変化が生じます

この電位の変化が生じると

そこにカルシウムイオンの移動が起きます

そして仮骨を形成する作用が始まります

 

私が行っているのは

骨に外力を加えミクロ(歪み・電位・時系列的)の変化を生じさせ

身体反応を操作

それを定着させるようにトレーニングをして

マクロ(構造的)の変化を生み身体反応が定着化する

と言えます

 

要はキッカケ作り定着化するまでの関わりをしていることになります

 

ピエゾ効果を知ったうえで治療理論を見ていただくと新しい気づきがあるかもしれませんね

 

「骨」と「応力」の治療技術の概要もクリックして確認してみてください