骨を強くする仕組み

少しずつ明らかに!!!

https://research-er.jp/articles/view/104363

大阪大学大学院工学研究科の松垣あいら准教授、大学院生の松坂匡晃さん(博士前期課程)、中野貴由教授の研究グループによる研究報告です。

骨の強さに深く関わる骨配向性に関して

オステオサイトが分泌する生理活性脂質PGE2(プロスタグランジンE2)により決まることを世界で初めて明らかにしました。

 

Wolff(1836‐1902)が提唱した法則で、骨の外力に対し適した構造を発現させるというものがあります。これを裏付ける生理的機序だと思います。

 

海綿骨のような多孔質の構造物は外力に対し抗する為に骨梁を配置します。この生理学的機序にも通ずる事のように感じます。

 

大事なのは外力に対して、体内は適切な方向性に支持性のある骨を作る事。

骨のメカノレセプターが受ける外力から刺激を受けその方向に軸圧が受けるような骨配向をします。

まさに神秘です!